グーグルの開発者カンファレンス・Google I/Oにて、VRツアー作成ツール「Tour Creator(ツアー・クリエイター)」が発表されました。360度写真やグーグルストリートビューの画像を使って、誰でもウェブ上で簡単にVRツアーを作ることができます。
好きな画像からツアーを作成
使い方は簡単です。まずツアータイトルとトップ画像を決め、次にストリートビューや自分の360度写真、2D写真から使いたい画像を選びます。複数のロケーションを繋げて1つのツアーにすることも可能です。テキスト情報を提示してくれるボタンも追加できます。編集はシンプルなドラッグ&ドロップで行えます。
完成したVRツアーはGoogle Polyにアップロード・シェアが可能。グーグルはすでに世界の七不思議や、Google I/Oの会場ツアーを公開しています。
教育現場での活用を目指す
グーグルの紹介動画では、ペンシルベニア州の田舎にある学校で「Tour Creator」を使う様子が映されています。動画のサブタイトル「Show people your world」からも、教育現場で自分たちの地域を紹介するコンテンツを作る、といった活用方法がメインターゲットのようです。
グーグルは2015年にVRで社会科見学する教育用アプリ「Google Expedition」を発表しており、今年後半には「Tour Creator」をこのアプリに対応させる予定とのこと。学校教育へのAR/VRの採用はまだ進んでいるとは言えない状況ですが、グーグルのこの分野への注力がうかがえます。
「Tour Creator」へは、こちらのページからアクセスし、ウェブブラウザやGoogle Cardboard、Mirage SoloなどのDaydream端末で体験が可能です。
(参考)Road to VR、VRScout
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