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開発 2019.11.08

グーグルのスマホVR「Cardboard」オープンソース化

グーグルは太平洋時間11月6日、スマートフォン向けVR「Cardboard」のSDK(開発者キット)のオープンソース化を発表しました。CardboardのSDK開発はグーグルのもと行われていましたが、今後は開発者コミュニティ主体のものへと移ることとなります。

スマートフォンVRは縮小傾向

グーグルは2014年、スマートフォンを使ってVR体験のできる「Google Cardboard」をリリース。設計図を公開し、様々なサードパーティーが独自製品を制作できるよう促しました。グーグルによれば、CardboardはYouTubeや教育向けのExpeditionsなどで現在も一貫した使用が見られるとのこと。

ただしスマホVRそのものは近年縮小傾向にあり、グーグル自身も同社の最新スマートフォンPixel 4はDaydream VRに未対応、VRゴーグル「Daydream View」の販売も終了しています。

グーグル自身も引き続きプロジェクトに参加

今回オープンソース化されたSDKには、ヘッドトラッキングやレンズ歪みレンダリング、入力処理のためのAPIのほか、Android用のQRコードライブラリが含まれています。

これにより開発者は今後もCardboard向けアプリを開発できます。また、Unity用のSDKや新機能の追加など、グーグル自身も引き続きプロジェクトに貢献するとしています。

(参考)グーグル 開発者ブログ(英語)


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