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投資 2021.02.19

AR×ドローンで災害救助 米企業が950万ドル調達

米国のスタートアップEdgybeesは、シリーズAラウンドで950万ドル(約10億円)の資金調達を行いました。ドローンの撮影した映像にリアルタイム情報を表示、災害救助等に活用するプラットフォーム開発を進めます。

災害現場からゴルフまで

Edgybeesはイスラエルで創業し、現在はカリフォルニア州サンディエゴに拠点を置いています。同社が手掛けるのは、ドローン撮影とARを組み合わせた技術です。災害救助用システムなどを開発しており、2018年には550万ドルの調達に成功。この時の資金調達に続き、今回もMotorola Solutions、Verizon Venturesらが出資に参加しています。

同社のプラットフォームを用いると、ドローンの撮影したビデオ映像へ手軽にARイメージを重ねることができます。例えば災害現場の映像に、必要な情報を重畳。消防士らはリアルタイムの情報を元に救助に当たります。

用途のトップはこうした災害現場での利用ですが、この他にも、下記動画のようにゴルフで弾道を可視化するといった活用事例があります。

成長の次フェーズへ

共同創業者でCEOのAdam Kaplan氏は、「当社のミッションは、人命救助の任務の中でポジティブな結果を確かにするものです。(中略)我々は次の成長フェーズ、すなわち防衛産業、公共の安全、生活に必須なインフラ市場における重要なニーズを満たす、という段階を楽しみにしています」と話しました。

(参考)TechCrunch


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