ドローン向けのAR技術を開発するEdgybees社は、シードラウンドで550万ドル(約5億8,000万円)の資金調達を行ったことを発表しました。同社は調達した資金をもとに、事業の拡大を目指します。
Edgybeesはアメリカのカリフォルニア州に本社を置く、AR開発のスタートアップ企業です。これまで同社は、ドローンのカメラで撮影した映像にAR機能を追加するアプリケーションを開発してきました。昨年にはドローンカメラの映像にコインや道などを表示し、コインを集めながらタイムを競うレースゲーム『DronePrix AR』も公開しています。
培った技術を人命救助に活用
同社は『DronePrix AR』で培った技術を活用して、人命救助を支援するアプリの開発にチャレンジしています。ドローン業界では、天災や事故が起こった際にドローンを派遣し状況を確認、対策を考えるという事業が数多く行われていますが、EdgybeesはそこにARを組み合わせています。
ドローンで撮影した映像に、ARで道路名や住所などを表示することで、ドローン操縦者は救助隊に指示を行うために必要な情報を知ることができます。これにより、救助隊に対してより具体的な指示が可能になることが期待されています。
ARを他産業でも活用
Edgybeesの共同設立者兼CEOのであるAdam Kaplan氏は、「ARを様々な分野にも提供するエコシステムを支援していくつもりだ」というコメントを発表、AR技術を社会の様々なところで役立てていくという意思を明らかにしています。
(参考)Edgybees、VentureBeat