アップルの申請した特許が、米国特許商標庁から公開されました。この特許はARやVR、MRの中でユーザーを導く“ガイド”に関するもの。犬や猫、イルカの姿をしたガイドが、体験者を導く仕組みになるようです。
バーチャルアシスタントが先導
特許のタイトルは”Contextual Computer-Generated Reality (CGR) Digital Assistants”。VRやARの中で、ユーザーをガイドするバーチャルアシスタントに関する内容です。Contextual(文脈に沿った)の語が表すように、特定のシーンやトリガーがある時だけ出現します。
特許に挙げられるアシスタントは、動物やシンボル、キャラクターといったものです。特許本文では、「例えば、犬は速く走り物を取って来ることができます。ユーザーがレストランを探している時(現実世界でもCGR内でも)、CGの犬がコンテクスチュアルCGRとして出現し、レストランの情報をユーザーに伝えます」と説明しています。
イルカや風船、ユーモアあるアシスタントの姿
他にもアップルは、ネコやイルカ、風船といったバーチャルアシスタントを提案。視覚だけでなく、音によるアシスタント機能もあるということです。
この機能はVR/ARデバイスの他、iPhoneやiPad等の既存アップル製品で活用方法があるかもしれません。特許の実現可能性は不明ですが、遊び心のあるツールとして興味深いものです。
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(参考)Apple Insider