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活用事例 2022.11.30

プロも使っている客室乗務員のVR訓練ソフトが一般配信へ

実際の航空会社がトレーニングに使用しているVRコンテンツ「Airline Flight Attendant Simulator VR」がSteamでリリースされます。発売日は2022年12月16日(金)で、対応VRヘッドセットは、HTC VIVEやVALVE INDEX、Oculus Riftなど。プレイヤーは客室乗務員として、緊急着陸などの非常事態に対処します。

幅広いシチュエーションをVR訓練

AVIAR B.V.は2019年に創業。VRトレーニングを航空輸送業界のスタッフ訓練の新しいスタンダードとして確立することをミッションとしています。

「Airline Flight Attendant Simulator VR」には、複数のミッションが用意されており、急速・低速減圧、煙や火災、緊急着陸、海への不時着などの状況で、どのように動くべきかを訓練できます。消火器や酸素ボンベ、非常電話、避難用スライドなどの使い方を(ミッションの前に)学べるチュートリアルも用意されているとのこと。

映像からは、水上に不時着した後、乗客を海の上に誘導するシーンや火災の消火、パイロットに酸素マスクを装着させる一幕などが確認できます。開発元のAVIAR B.V.は、リアルな航空機や安全装置、重力効果、音響などを組み合わせることで、没入感の高い体験を実現したと説明しています。

操縦士用のVR訓練を導入する企業も

航空業界では、以前からVRを従業員のトレーニング用として導入する事例があり、2021年6月には、航空関連の訓練を手掛けるルフトハンザ・アビエーション・トレーニングが、パイロット向けのVR訓練の導入を発表。超高解像度VR/ARヘッドセット「XR-3」を使用し、機外に広がる景色をデバイスを通して確認しながら、操作訓練を行えるというものでした。

(参考)VRScout

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