11月4日、株式会社ジョリーグッドは建設業向けの安全教育の提供開始を発表しました。現場を360度で撮影し、教育や改善に生かす新サービス「現場360」の一環です。第一弾の教材は宮城建設株式会社と共同で開発。宮城建設がいま建設している実際の現場で撮影しており、安全教育の監修も同社が担いました。
背景にあるのは、建設業の労働災害です。令和7年に労働災害で亡くなった700人のうち、建設業は214人で業種別の最多でした。このうち91人は墜落・転落による死亡。東京労働局が561の現場に聞いた調査では、安全衛生教育の課題の1位がマンネリ化でした。
教材では、作業する本人の目線で事故の瞬間までを体験します。足場から落ちてくる工具や後退してくる重機、重機で吊り上げた資材の落下などを扱った5本です。日々の学習はスマートフォンやPCのブラウザで行い、安全大会などの節目にはVRヘッドセットで全員が体験します。
(足場から落ちてきた工具が、見上げた作業者の顔に迫る)
(後退してきた重機が、しゃがんだ作業者に迫る)
(足場から地上へ落ちていく瞬間を、作業する本人の目線で)
実際に10月30日、宮城建設の社員約80名が岩手県久慈市で5本を体験しました。一部の社員は振動デバイスを映像と連動させ、事故の衝撃を体でも感じたといいます。ヘッドセットで体験した60名のうち、93.3%が事故の場面を自分にも起こりうると回答。従来の安全教育より危険が伝わったと答えた人は96.7%にのぼりました。体験後は班ごとに、明日からの行動を決めて発表しています。
ジョリーグッドはこれまで、医療の手術室や救急の現場を実写VRにしてきました。制作したVR映像は1,000本を超え、うち約800本が医療分野です。医療・看護・介護向けの学習基盤JOLLYGOOD+や、大塚製薬と共同で手がけるFACE DUOも展開。8月には安全大会向けのVR安全大会パッケージを始めています。今後は宮城建設と共同で、理解度や現場での行動の変化を検証します。
「現場360」サービス概要
| サービス名 | 現場360(建設業向け安全教育) |
| 提供元 | 株式会社ジョリーグッド |
| 第一弾の共同開発 | 宮城建設株式会社 |
| 教材 | 実際の建設現場で撮影した360度VR教材5本 |
| 受講方法 | スマートフォン・PCのブラウザ、VRゴーグル |
| 料金 | 月額33,000円(税込)から(年間プラン:年396,000円〈税込〉から) |
| 詳細 | https://jollygood.co.jp/genba/construction/ |


