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活用事例 2026.02.19

JALの航空機ドア開閉VRトレーニング訓練に「触れるXR」ハプティック技術で “筋肉の記憶”を形成

株式会社日本XRセンターは2月17日、日本航空株式会社(JAL)向けの「航空機エントリードア開閉トレーニング」の開発を発表しました。このシステムは、触覚を再現するハプティックグローブ「SenseGlove Nova 2」と、VRヘッドセット「Meta Quest 3」を組み合わせて使用し、実際の作業に近い訓練体験を実現するとしています。

従来、航空機のドア開閉訓練では、「空洞機材」と呼ばれる専用の訓練機材が用いられてきました。しかし機材の数や設置場所に限りがあり、多くのスタッフが必要とする訓練のスケジュール調整や場所の確保が課題となっていました。また、空洞機材では実際の作業時の感触が十分に再現されないケースもあり、教育環境に一定の制約がありました。

こうした課題に対し、JALは実機に近い体験が可能なXRトレーニングの導入を検討しました。日本XRセンターが開発したシステムでは、「SenseGlove Nova 2」の機能を活用して解決を図ります。このグローブは、物のサイズや硬さを伝えるフォースフィードバック機能を備えています。さらに、衝撃を伝える振動フィードバックや、手触りを再現するアクティブコンタクトフィードバックも搭載しています。

トレーニングでは各種フィードバック機能により、ドアハンドルの重みや操作時の抵抗感をリアルに再現します。指先で感触を得ることで、「筋肉の記憶」としての学習が可能になります。従来のVRコントローラーやハンドトラッキングのみの手法と比較し、より実作業に近い感覚を得られます。

システムはMeta Quest 3とグローブのみで構成され、大型設備や実機を必要としません。場所を選ばずにトレーニングを実施できる点が特徴です。対象は空港勤務の航空会社スタッフで、特に地上支援業務を行うグランドハンドリングスタッフの教育を想定しています。バーチャル空間での反復練習により、安全性と習熟度の向上が見込まれます。

日本XRセンターは産業向けトレーニング開発に加え、XRの社会実装にも注力しています。施設運営も行っており、東京の中野ブロードウェイに続き、2025年12月には福岡のキャナルシティ博多に2号店をオープンしました。今後も産業やエンターテインメントの枠を超え、XR活用を推進する方針です。

参考

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