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業界動向 2025.11.07

グリー、メタバース事業を「VTuber事業」に名称変更REALITYが牽引し、過去最高の四半期営業利益

グリーホールディングス株式会社は2025年11月6日、2026年6月期第1四半期の決算を発表しました。この中で、従来「メタバース事業」としていた事業群の名称を「VTuber事業」へ変更したと明らかにしました。事業内容をより正確に示すことを目的としており、セグメントの区分や内容に変更はありません。

メタバースからVTuberへ、業績は好調

VTuber事業は、アバターを使ったコミュニケーションやライブ配信を行えるサービス「REALITY」を運営するプラットフォーム事業とVTuberが所属し活動を行っているVTuber関連ビジネス「プロダクション事業」の2事業で構成されています。

今回の四半期で過去最高の営業利益を達成しました。背景には、「REALITY」の成長があります。「REALITY」では他社VTuber事務所との提携を進めており、「誰でも簡単にVTuberとして活動できるアプリ」として利用者層が拡大しています。

VTuber事業の売上高は21.3億円で、前年同期比8.8%増加しました。営業利益は3.6億円となり、前年同期比で142.4%増と大幅に伸長しました。前四半期比でも売上高が2%増、営業利益が238%増となり、継続的な成長を見せています。

堅調なREALITY、伸びしろを残すVTuberプロダクション

プラットフォーム事業「REALITY」では、ライブ配信分野が引き続き堅調に推移しました。一方で、アバター関連の売上は想定をやや下回りましたが、コスト管理の徹底により、想定を上回る利益を確保しています。

所属するVTuberを中心とするプロダクション事業「REALITY Studios」では、前四半期に実施した大型イベントの反動で売上が減少しました。ただし、想定の範囲内の着地となっています。コマースやイベントに加え、ライブ配信以外の新たな収益も拡大しました。

2026年6月期通期の見通しでは、VTuber事業の売上高を116億円、営業利益を18億円と予想しています。売上高は前年同期比40%増、営業利益は177%増の見込みです。プラットフォーム事業ではライブ配信の収益化をさらに強化し、アバター分野の再成長も目指します。プロダクション事業ではタレント1人あたりの売上向上を図り、有力事務所への投資を軸に事業拡大を進めます。

また、プロダクション事業は2026年6月期下期に単月黒字化を達成する見通しです。2027年6月期には通期黒字化を目指し、セグメント全体の収益改善に寄与する計画です。

参考

グリーホールディングス株式会社

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