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活用事例 2016.07.09

エピックゲームズ、Unreal Dev Grantsで6チームに総額 8万ドルの資金提供

エピックゲームズは、同社が開発するゲームエンジン「Unreal Engine 4」(UE4) を用いている6つのプロジェクトと取り組みを選び、総額 8 万ドル(約800万円)の資金提供を行いました。

「Unreal Dev Grants」と呼ばれるこの資金援助は、2015年2月に開発者の支援を目的として始まりました。これまでにエピックゲームスが提供してきた額は、すでに1300 万ドルに及んでいます。

以下では、2016年6月30日に告知された最新の受賞チームを紹介します。中にはVR関係のプロジェクトも選ばれています。

Unreal Dev Grants受賞チーム

SculptrVR

開発:Nathan Rowe(公式サイト

VRの中で「ペイント」のように3次元空間にお絵かきすることで、直感的にもの作りができるコンテンツ。HTC Vive向けソフトで、現在Steamにて1980円で配信中。

1人だけでなく、多人数で同時にプレイすることが可能。さらに自分自身の大きさを自由に設定できるため、山のような大きさから花のような小ささに至るまで、様々なスケール感で作業をすることもできます。

Unreal Dev Grants

Mitch McCaffrey

Unreal Dev Grants・ミッチェル・マカフリー氏(プロフィール

ミッチェルは現在Youtubeのチャンネル「Mitch’s VR Lab」(英語)にて、VRチュートリアルシリーズを含めたUE4のVR開発者向け講座動画を配信中。

最近ではVRコンテンツサンプルマップ(英語)をリリースするなど、積極的に情報の配信を行っています。

Disc Jam

開発:High Horse Entertainment

https://www.youtube.com/watch?v=nW8MgeVH8yc

2人チームのHigh Horse Entertainmentが制作している『Disc Jam』は、PCおよびPS4向けのアクションスポーツゲーム。

エアホッケーとテニスを合わせたようなこの新競技は、空中で光るディスクを打ち合いながら、相手陣の背後にあるゾーンへゴールすることを目指します。もちろん自陣の背後のゴールは死守しなければいけません。2人一組でチームを組んで遊ぶこともできます。
Unreal Dev Grants

Nick Pfisterer

Unreal Dev Grants・ニック氏(Twitter

ニックは2015年に、Unreal Engineを使っている開発者を対象としたコミュニティ「Unreal Slackers」を創設した人物。参加者は現在3000人を超えています。

これに続いて彼は、2015年12月に「UnrealPDX」というコミュニティも設立。これはアメリカのポートランドに住んでいるUnreal Engine利用者が、現実で直接会える場を設けることを目的としています。

Kinetik

開発:Hero Machine

戦略シューティングRPG。3人称視点の銃撃戦が繰り広げられます。Kickistarterにて現在3万ドルを集めています。将来的にはクロスプラットフォーム対応とされていますが、VR対応版がリリースされるかどうかは不明です。

Unreal Dev Grants

Tower Unite

Unreal Dev Grants開発:PixelTail Games

ソーシャル要素を前面に押し出したMMOコンテンツ。現在早期アクセスコンテンツとして、1,480円でSteamにて配信中。

この巨大なオンライン空間では、誰かと一緒に動画を見たり、ゲーム内の「家」でくつろいだり、様々なミニゲームをしたり、パーティーを催すことなどができます。もともと顔なじみの友達と過ごすのもよし、新しい友達を作るのもよし、この世界での過ごし方はあなた次第です。

 

(参考)
総額 8万ドルの UNREAL DEV GRANTS 受賞チームが決定 – Unreal Engine Blog
https://www.unrealengine.com/ja/blog/epic-games-awards-80k-in-unreal-dev-grants


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