グラフィックボードメーカーNVIDIAは、アメリカで開催中のCGの祭典SIGGRAPH2016にて、VRコンテンツを制作するプロフェッショナル向け新型GPU「Quadro P6000」を発表しました。
NVIDIAのGPU Quadroシリーズは、プロフェッショナルが使用するワークステーション向けのGPUです。ゲーミングを主眼に据えたGeforce GTXシリーズとは異なるラインナップとして提供されています。
今回のQuadro P6000は、GeForceシリーズの新型にも搭載されている次世代のアーキテクチャPascalを搭載し、VRにも対応したモデルとなっています。パフォーマンスは12テラフロップス、コアは3840基、GPUメモリーは24GB搭載。デザイナは複雑なデザインの処理をこれまでより最大2倍の高速化が図れ、VRコンテンツ制作のための動作の重いアプリケーションにも最適としています。
P6000の価格は未定。
NVIDIAは同時にSIGGRAPHにて360度動画をリアルタイムスティッチング(リアルタイムでの貼りあわせ)を可能にする「VRWorks 360」を発表しています。
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(参考)
The New NVIDIA Quadro
http://www.nvidia.com/object/quadro-graphics-with-pascal.html