9月15日、株式会社アクティブリテックがXGRIDSの新型モバイル空間スキャナー「Lixel L3」を発表しました。同社はXGRIDSの日本正規代理店です。
Lixel L3は、歩きながら空間を計測する機動性を受け継ぎつつ、精度と画質を高めたモデルです。後処理時の相対精度は5mm、水平・高さ方向の絶対精度はいずれも2cm以下となります。ラインアップは16チャンネル/120mと32チャンネル/120mの2種類。点群の取得レートは、16チャンネルモデルで毎秒32万点、32チャンネルモデルで毎秒64万点に達します。ただし5mmという数値は、500平方メートルの専用試験環境で測定したものです。
現場での扱いやすさも見直されました。従来モデルでは外部構成だったRTKを本体に内蔵し、機材構成を簡素にしています。カメラは1/1.3型CMOSセンサーと5,000万画素×3の構成で、4K HDR撮影に対応。さらに4.3インチディスプレイを搭載したため、スキャン中の状態をその場で確認できます。(※RTK:衛星測位の誤差を補正して位置精度を高める仕組み)


取得したデータからは、点群、3Dメッシュ、LCC 3DGSの3種類を生成できます。いずれも1回の計測データが元になります。想定する用途は、建設・測量やインフラ計測、施設の設備管理、デジタルツインなど。加えてロケハンやプリビズ、バーチャルプロダクションといった映像分野での活用も見込みます。(※3DGS:ガウシアン・スプラッティングの略で、空間をフォトリアルに再現する手法)
従来モデルのLixel L2 Proと比べると、後処理時相対精度は1cmから5mmへ向上しました。RTKの内蔵やディスプレイの搭載もあり、現場での運用方法は大きく変わっています。一方でL2 Proには32チャンネル/300mモデルが用意されており、長距離の計測が必要な現場では引き続き選択肢となります。
発表後は、実機に触れる機会が続きます。まず9月16日にオンラインウェビナー「XGRIDS NOW #02」を実施。次いで10月1日には、株式会社ホロラボとの共催イベントを東京都内で開きます。10月13日から16日に幕張メッセで開催されるCEATEC 2026にも、2ブース体制で出展します。10月中には各地の販売代理店と連携した実機体験イベントも順次予定しています。
「Lixel L3」仕様
| モデル | 16チャンネル/120m、32チャンネル/120m |
| 本体サイズ | 206 × 107 × 329mm |
| 重量 | 約2.5kg(バッテリー含む) |
| スキャン距離 | 0.7〜120m |
| LiDAR視野角 | 約360° × 270° |
| 点群取得レート | 16ch:32万点/秒、32ch:64万点/秒 |
| 後処理時相対精度 | 5mm |
| 絶対精度 | 水平・高さ方向ともに2cm以下(RMSE) |
| RTK | 本体内蔵 |
| カメラ解像度 | 4096 × 3072 |
| CMOSセンサー | 1/1.3型 |
| HDR | DCG HDR対応 |
| ディスプレイ | 4.3インチTFT/最大1000nit |
| 内蔵ストレージ | UFS 1TB |
| 連続動作時間 | 100分 |
| 動作温度 | -20℃〜50℃ |
| 保護等級 | IP54 |
参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000093846.html








