9月14日、株式会社ポケット・クエリーズは「水力発電所模型VRソフト」の提供を開始しました。水力発電機の構造や制御ロジックをVRで体験しながら学べる教育用ソフトです。
中核となるのは、実機図面に基づいて再現された水車発電機の3Dモデルです。パーツ数は247点で、内訳は発電機が48点、水車が199点となっています。実機では視認できない内部構造や動作のプロセスを、バーチャル空間上で確かめられます。
学習者が行える操作は複数あります。外殻を透明にすれば、普段は外から見えない内部の様子がそのまま見えます。パーツを分解して組み立て直すこともでき、回転数を任意に設定したシミュレーションにも対応しました。さらにマスコンハンドルの操作と連動した制御シーケンスを備えており、起動から系統並列、停止までの一連の流れを順を追って体感できます。(※マスコンハンドルとは、発電機や車両などの運転操作に用いられる制御用のレバーを指します。本ソフトではこの操作に応じて制御シーケンスが進みます。)
こうした機能は、実際の発電現場での実証テストと度重なるフィードバックを反映して磨き上げられたものです。指導員が一から説明する負担を減らしながら、受講者が構造を理解するまでの時間を短縮する狙いがあります。
最大の利点は、訓練のために実機を停止させる必要がない点です。事故のリスクを抱えることなく、納得がいくまで同じ操作を繰り返せます。同社は、インフラ教育における技能伝承や若手技術者の早期戦力化につながるとしています。
ポケット・クエリーズは技能継承や省力化、多能工化をテーマに、現場向けDXツールを開発している企業です。
参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000013422.html
