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活用事例 2019.10.31

空から降り注ぐ大量のイカ——映画やドラマの“ARプロモ”相次ぐ

アメリカのケーブルテレビ放送局HBOの新作ドラマ「Watchmen」のプロモーションに、ARを活用したディスプレイ広告が使用されました。一見するとディスプレイの向こう側を映し出しているだけですが、ARフィルターが起動すると空から大量のイカが降り注ぐ演出が入ります。

普段は「向こう側が見える」だけ、反応すると……

ドラマ版「Watchmen」は、漫画版をベースとした作品。そちらとは異なり、2019年現在の世界(※情勢は現実とは大きく異なる)を舞台に物語が展開します。アメリカでは10月20日にシーズン1の放送が開始されました。

今回のARディスプレイ広告は、ロサンゼルスとニューヨークのバス停に設置されています。広告は一見すると通常のディスプレイですが、仕込まれたARフィルターが起動すると、警告マークの後に、画面の向こう側の景色に大量のイカ(原作コミックに関係する要素)が降り注ぎます。フィルターの効果が終了すると、ドラマ版「Watchmen」のSNSハッシュタグが表示されます。

増える映像関係のARプロモーション

映像作品の新作プロモーションにARが活用される事例は、2019年10月現在の時点で増加傾向にあります。AR広告に特に熱心なのはアメリカで、2019年7月には、スパイダーマンシリーズの最新作「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」の公開を記念したARアプリがリリースされました。同月にはまた、動画配信サービスNetflixがドラマ予告編とARを組み合わせた「ARトレーラー」導入し、注目を集めました。

https://www.youtube.com/watch?v=-33JCGEGzwU

(参考)VRScout

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