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業界動向 2019.08.08

VRライブストリーミングサービスの「Vreal」が倒産

アメリカ・シアトルのVRスタートアップVrealが倒産しました。倒産の理由として、VR市場の成長が見込みよりも遅かった、ことを挙げています。

市場の成長が見込みよりも遅かった

Vrealは、2015年に創業。ゲーム実況を、VRでそのゲームの世界に入って観戦するVRライブストリーミングとソーシャル配信プラットフォームを提供していました。

Vrealは2018年2月に、シリーズAで約1,170万ドル(約12.8億円)を資金調達しました。同時にValveのベテラン開発者などが参画したことが報じられ、順調に事業を拡大しているものと思われていました。

今回のVreal倒産は、同社の公式サイトで報告されました。Vrealは、倒産は「VR市場の成長が見込みよりも遅かった」ことが原因であると説明。倒産の経緯や詳細な状況などは発表されなかったものの、「時代を先駆けすぎていた」と悔しさを滲ませる文面が公式サイトに掲載されました。

VREALによれば、同社のDiscordサーバーの運営は今後1週間ほど継続され、その場で質問などに対応するとのこと。2019年8月7日現在、Steam上には「Vreal」のページがまだ存在していますが、アプリの配信自体は既に終了しています。

(参考)UploadVR


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