シアトルに拠点を構えるVREALは、4月27日、VRでゲーム実況を楽しめるプラットフォームサービスを発表しました。
ゲームを見ることがゲームの新たな楽しみ方になっていること。そしてVRがゲーミングの未来の姿であること。こうした背景からVREALは、2DモニターでもVRでもVRゲームを実況することのできるサービスを展開します。
HTC Vive、Oculus Rif、Gear VRでの再生に対応し、VRヘッドマウントディスプレイを持っていなくてもモニターでも再生が可能です。
開催中のSVVR EXPO 2016にてCEOのTodd Hooper氏が登壇し、VREALに関するプレゼンを行いました。
VREALのイメージ。ゲームを覗きこむように実況を見ています。実況を見ているプレイヤー同士でコミュニケーションをとれるようにするとのこと。
Hopper氏は、「実況者にはあらゆるツールを提供します。実況を楽しむ人にはあらゆる角度、あらゆる場所から、実況者のプレイヤーの隣からもゲームの世界に入って見ることができるようになります」としています。
VRにおけるゲームプレイの360度録画を行うサービスはスマホの通常のゲーム向けサービス「BlasterZone」を2016年1月からCreativeが開始しています。また、日本のダックリングスが運営する360度ライブストリーミングプラットフォームHUGもゲームのVRライブストリーミングへの対応を検討しており、SVVR EXPOのデモブースで展示を行っていました。
左がプレイ画面。右が360度ストリーミング配信されている画面。
VRゲームをVRで鑑賞する最適解は見つかっていませんが、一人称視点でプレイヤーと同じ視点で見ると酔ってしまうという難点があります。VRにおけるゲーム実況のありかたも含め、今後模索が続きそうです。
(関連記事)
【CES2016】3Dゲームをプレイする様子をVRで共有。Creativeの新サービスBlaster Zone