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活用事例 2017.07.27

実力派のVR映像制作スタジオWithin、約44億円の資金調達

アメリカのVRスタートアップWithinは、4000万ドル(約44億円)のシリーズB資金調達を行いました。Withinは、著名なミュージックビデオディレクターであるクリス・ミルク氏と元グーグル社員であるアーロン・コブリン氏が共同で設立したVRスタジオです。投資者はTemasekとEmerson Collectiveが率いており、WPPとMacro Venturesが新規で参加した投資家として挙げられています。

Withinはこれまで5,660万ドル(約63億円)の調達をしています。

業界に必要なものは魅力的なコンテンツ

創業者でありCEOのクリス・ミルク氏は、VRが「究極の共感システム」を創造できるというアイデアの普及を担う一人であり、Withinのコンテンツはここ数年で進化しているVRコンテンツの中でも、独創的な試みをしているものが多く、最前線を走っています。

「ARのような新興のフォーマットを取り巻く新しい成長の波に伴い、現在業界に大きな勢いがあります」とクリス・ミルク氏は声明で述べています。彼は以前から、業界が本当に必要とするのは魅力的なコンテンツであると主張し続けています。また、「多くの投資パートナーとこの問題に取り組み、技術的には困難である部分もあるが、感情に訴えかけることができ、没入感のある体験を、一般に広げる機会を得た。」とのことです。

バーチャル世界を推進

現在、Withinは独自のバーチャル世界を構築しています。以前はVRSEとして知られていましたが、現在は、映画のバーチャルリアリティ体験や国際連合、ニューヨークタイムズなどとのコラボレーションでよく知られています。Withinは1月に、20世紀フォックスのFoxNext部門で「猿の惑星(Planet of Apes)」のVR体験を発表しています。

(参考)
Within Raises $40 Million To Push Shared Virtual Worlds Furtherー(英語)
https://uploadvr.com/milk-within-raises-millions-more/


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