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VRで痴漢被害者の感じる恐怖と不快感を実感する『再現VTRメーカー』

VR内でアバターになると、自分自身の年齢・性別など容姿を自由に変えることができます。現実では容姿によって周囲の態度が違うことがあります。見た目で嫌な目にあった人が、嫌な目にあったことのない人にいかに嫌かを伝えても、人間は自分の経験からでしか理解できないことも多くあります。

VRは言葉だけでは理解しづらい立場にいる人同士の相互理解の助けになるかもしれません。今回は、ハッカソンで制作されたコンテンツを紹介します。

注目を集めたハッカソンの最優秀賞

2017年7月9日、『例のカノジョ ハッカソン』と題され募集してすぐに満員になるほどの人気ハッカソンが都内某所で開催されました。

『例のカノジョ ハッカソン』はイリュージョンのVRゲーム『VRカノジョ』のヒロイン「夕陽さくら」を使ったコンテンツをチームや個人で1日で制作します。

最優秀賞に輝いたのは『再現VTRメーカー』(チーム:夜のくまさん)です。

痴漢を再現する『再現VTRメーカー』


授賞式にて。制作を行った「夜のくまさん」チーム。

『再現VTRメーカー』は痴漢役・被害者役・現場を撮影するカメラマン役の3者を体験するコンテンツです。元々はチームメンバーの「痴漢をテーマにする」というアイデアからはじまり、そこから「どうせやるなら痴漢をされる側に」という内容に拡張していきました。

被害者役は女子高生夕陽さくらになります。VR内では夕陽さくらですが、現実では体験者はロングヘアーのウィッグを被り、偽物の胸パッドが入った下着をつけます。開発チームによると、VR内では触った感触がないことがさびしいので胸パッドを用意したとのこと。

痴漢役は体の動きをトラッキングできるNoitom社製モーションキャプチャーデバイス『Perception Neuron』を装着します。装着することでVR内では動きが細かく反映され、痴漢の演技がうまいほど被害者の恐怖感が募るようになります。

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カメラマン役は、舞台となる電車の内外から、棒についたViveトラッカーをカメラ代わりに、現実でカメラを持って撮影するように撮影することができます。

VRヘッドマウントディスプレイを被った上から長髪ウィッグをつけ、服の上から下着をつけている姿は非常に、遠くからでも目立ちます。体験者本人は自分の手や下を見ることで女子高生夕陽さくらの姿になっていることがわかるようになっています。

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舞台は電車の中、痴漢役の人の目の前には、何をすればよいかカメラマン役からメッセージがでます。指示は「さくらちゃんの背後に立ち、尻を触れ」です。筆者は痴漢役を体験。指示通りに触るとさくらちゃんの声で「やめてください!」「変態!」など罵倒されます。

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次の指示は「背後から手を回し、胸をもめ」。手を前に出し胸を掴むとVRでは相手は女性ですが、偽バストパッドを入れているので直接胸を触るわけではありません。

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VR内ではさくらちゃんの背中越しに胸を触った柔らかい感触があり、まるで実体があるように感じます。

痴漢を再現する『再現VTRメーカー』

終わった後、撮影した映像を見ることで、痴漢役の自分がいかに気持ち悪い存在かを第三者視点で確認することができます。

実際に体験した男性陣の感想を聞くと、現実では痴漢被害にあったことがない人でも、夕陽さくらとして痴漢に尻や胸を触られると「非常に不快で、ゾッとした。痴漢被害に合う女性はこんな気持ちでいるのか」といった感想が多く聞かれました。

男性同士で体験していると、お互いに被害に合うことも痴漢をしたこともない人同士なため、体験自体と胸が柔らかいことに対する驚き、触られることに対する不快さで大騒ぎになります。女性同士や、男性を被害者に女性が痴漢役となると、現実で痴漢をしたことがないため、さくらちゃんを触って感触と反応があることに驚きの声があがっていました。

多くの人は痴漢をしたことがないですが、多くの女性は痴漢被害にあっているため、お互いに痴漢をなくしたいという目標は同じでも、痴漢被害を受けた人と受けたことがない人の間では意見の相違や感情の行き違いなどが生じます。

本コンテンツは一見悪ふざけのように見え、不快に感じる人もいるかもしれません。しかし、実際にできたデモの反応を見ていると、現実では痴漢にあったことがない人が痴漢を受けたときの恐怖感、不快感を体験することで、立場の違う人同士の相互理解を深めることができる、VRの特長を活かしたコンテンツでした。



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