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業界動向 2018.09.18

新型iPhoneやAR機能強化の発表、電気刺激で加速度を感じるデバイスなど – 週間振り返りVR/AR/MRニュース

すっかり秋めいた9月の第3週には、アップルによる新型iPhoneの発表会が行われました。新たに発表されたのはiPhone XS、iPhone XS MAX、そしてiPhone XRの3種類。気になる性能や価格についても発表が行われています。アップルは新たに搭載されるA12 Bionicチップにより機械学習とAR(Augemented Reality/拡張現実)が強化されると強調、9月17日からiOS12へのアップデートが可能となります。

VR方面では、電気刺激で加速度を感じることができるデバイスが大阪大学で開発されました。一体型VRヘッドセット「Oculus Go」等と併用することで、移動時の加速度を擬似的に体感できるようになります。

本記事では、先週Mogura VRで掲載したニュースから注目記事をピックアップ。VR/AR/MRの「いま」を、皆さんにギュッと縮めてお届けします。

iPhone XS、iPhone XS MAX、iPhone XR価格とスペックを比較 ARKit2を含むiOS12は9/17から

アップルは2018年9月12日に開催された新製品発表会にて、新型iPhoneを発表しました。iPhone XS、iPhone XS MAXはそれぞれ5.5インチ、6.5インチのOLEDディスプレイを搭載しています。色はゴールド、シルバー、ブラックの3種類が発表されました。iPhone XRは、6.1インチのLCD(液晶)ディスプレイを搭載し、色はカラーバリエーション豊富に6種類が発表されています。

また、アップルは新たなiPhoneに搭載するA12 Bionicチップにより機械学習と並びAR(拡張現実)も強化されると強調。AR機能を強化するARKit2を搭載したiOS12へは9月17日にアップデート可能になります。

電気刺激で加速度を感じるデバイス、阪大が開発 一体型VRヘッドセットにも搭載可能

大阪大学准教授の安藤英由樹氏らは、電気刺激を用いて加速度を感じさせるデバイスを開発しました。通常VRコンテンツでユーザーに加速度を感じさせるためには、モーションチェアー等に乗せて動かす必要がありますが、本デバイスはヘッドセットに搭載するだけで加速度の効果を与えることが可能です。

この加速度を感じさせるデバイスは小型化・無線化を実現しており、Oculus Goなどの一体型VRヘッドセットにも搭載が可能。よりリアルな体験を実現することが期待されています。

インテルが5G対応VRヘッドセット披露 処理はPCからクラウドへ


インテルは9月11日、ロサンゼルスにて「5Gサミット」を開催しました。このイベントは、通信やネットワーク事業に関わる企業から登壇者を招き開催されたもの。米メディアVenturebeatによると、次世代通信技術“5G通信”についてディスカッションが行われたほか、5Gを活用したVRヘッドセットも披露されました。

インテルのネットワークプラットフォーム事業、シニア・バイス・プレジデントのSandra Rivera氏は講演の中で、韓国の大手通信企業であるSKテレコム社とのジョイント・イノベーションプログラムを発表しました。インテルの立体映像ライブ配信技術「True VR」を含むスポーツ中継について、5G通信技術を活用していくものです。

またRivera氏の発表で注目を集めたのが、HTCとのコラボレーションによる、5G向けミリ波バージョンのワイヤレスヘッドセットです。会場で披露されたデバイスは、現行のHTC VIVEに、インテルのWiGigを用いたワイヤレスアダプターを搭載した外見をしていました。

VTuberの総数が5,000人突破、登録者数トップ10も発表

バーチャルYouTuberランキング」を運営する株式会社ユーザーローカルは、9月12日にバーチャルYouTuber(VTuber)の総数が5,000人を突破したことを発表しました。
ユーザーローカルによれば、バーチャルYouTuberの数は2017年12月から数が増え始め、2018年3月19日に1,000人、4月27日に2,000人5月28日に3,000人7月10日に4,000人、そして9月12日に5,000人を突破しています。


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