現在、スペインのバルセロナで開催されているイベントMWC(Mobile World Congress)にて次世代Viveトラッカーと思われる周辺機器が展示されています。
PC向けヘッドセットであるHTC Viveの周辺機器Viveトラッカーは、ほぼ1年前に第1世代が発売されました。SteamVR 1.0に対応しています。
先日HTCから発表されたVive Proが対応しているSteamVR 2.0トラッキングに対応した新しいViveトラッカーは明らかになっていませんでした。SteamVR 2.0では、ベースステーションと呼ばれるセンサーが改良され、さらに安価で性能が向上します。また、複数台のベースステーションを使うことでこれまで3m×4mだったたプレイエリアがさらに拡大、最大10m×10m四方の範囲をトラッキングできるようになります。
SteamVR 2.0にて対応したViveトラッカー
HTCはViveトラッカーをアップデートし、SteamVR2.0トラッキングに対応したセンサーを搭載。英国に拠点を置くスポーツトレーニングやリハビリテーション会社の Mi Hiepa Sportsとともに展示しています。サッカーの体験ができるVRコンテンツでは、ユーザーの足と足首を追跡するために4つのトラッカーとVive Proが使用されています。
現行のHTC Viveも第1世代のViveトラッカーも、新しいSteamVR 2.0ベースステーションでは動作しません。これにより、次世代のViveトラッカーが遅かれ早かれ発売されるのではないかと期待されています。
(参考) Road to VR(英語)