大日本印刷株式会社(以下、DNP)、一般社団法人 渋谷未来デザイン、渋谷区立宮下公園の指定管理者の宮下公園パートナーズは、バーチャル空間に渋谷区立宮下公園を再現した「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」をオープンしました。3者は公園の価値向上や新たなコミュニケーション創出、地域活性化を促し、渋谷の新しいカルチャーを発信する、としています。
DNPはデジタルツインを活用し、街・施設を開発する自治体や施設管理者公認のXRコミュニケーション事業を2021年3月より開始しています。
現実とバーチャルが連動した空間を構築
本プロジェクトでは、宮下公園パートナーズの協力のもと、DNPがバーチャル空間を制作し、渋谷未来デザインと連携して現実とバーチャルの公共空間を連動させた以下取り組みを行います。
ユーザー同士が楽しめる公共空間とイベントを提供
スマートフォンやPCからアクセスできる「ブラウザ版」とソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」で2種類のバーチャル宮下公園をオープンします。ユーザーは昼と夜のバーチャル宮下公園で、アバターを介してアート展やオリジナルグッズの購入を体験できるとのこと。また、音声会話やバーチャル空間内での写真撮影、スタンプでの感情表現などでコミュニケーションを図れます。
現実とバーチャルが連動した宮下公園の利用
オープン時に開催するアート展では、現実の公園内のポスターのQRコードを読み込むとで、バーチャル空間にアクセス可能になるとのこと。現実とバーチャルが連動した体験価値の検証が企画が行われます。
体験やカルチャーを発信できる空間を目指す
今後、大日本印刷らは地域の魅力発信やクリエイターの作品発表、生活者の自己表現や交流、企業のメッセージ発信のためのイベントなどを現実とバーチャル空間で展開します・バーチャル空間の機能を活用し、人々が新しい体験やカルチャーを発信できる空間を目指しす、とのこと。
会期 |
2021年7月7日(水)~10月31日(日) |
参加費 |
無料 |
推奨動作・環境 |
PC、スマートフォンのブラウザで利用可能 【PC】 【スマートフォン】 |
URL |
実在する空間をバーチャルで再現
今回のような取組みは、三井不動産とNTTコミュニケーションズも行っています。両社は、愛知県名古屋市の「Hisaya-odori Park」にて、実際の公園や店舗をバーチャル空間に再現する共同実験を開始しています。