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活用事例 2017.12.22

VAQSO、米国VR/ARスタートアップと投資に関するレポートを公開

VR体験に匂いを加えるデバイス「VAQSO VR」を開発しているVAQSO Inc.は、近年の米国のVR/AR系スタートアップと、そのスタートアップに投資を行っている投資家の動向をまとめたトレンドレポートを公開しました。

トレンドレポートは、2015年1月から2017年11月までの期間に投資を受けた、米国のVR/AR事業を行うスタートアップ193社のなかで、累計調達額上位50社を対象企業とした資金調達状況。また、累計調達額、投資家の数、ロケーション、スタートアップの従業員数、投資家、VCの一覧などが掲載されています。

「VR Landscape」掲載企業に投資した投資家ランキング

こちらのレポートは、 VR Fundジェネラル・パートナーで投資家のtipatat氏が、2017年11月20日にTwitterにて投稿した「2017 2H AR/VR Landscape」を参考にして作成されています。

2017年では特にエンターテイメントとエンタープライズ領域で伸びた企業が挙げられています。スタートアップの投資状況として、Angel ListとCrunchbaseのデータベース情報を使い、2017年にVR領域への投資が盛んな投資家のランキングがまとめられています。

3社以上のVR系スタートアップへ投資しているベンチャーキャピタルのグラフ

VAQSOが集計したデータによると、3社以上のVR系スタートアップへ投資しているベンチャーキャピタルは 全758投資家中28社。最も投資をしているのが、日本のゲーム会社であるコロプラの運営するColopl VR Fund、次にPresence Capital、 The Venture Reality FundとYouku Global Media Fundとなっています。 これらベンチャーキャピタルのほかにも、DisneyなどもAR/VRに投資を行っています。

VAQSOは、これら大手企業の支援があることからもAR/VR 領域は今後もその範囲を拡大させながら発展していくと見込んでいます。

投資家とスタートアップの拠点の内訳のグラフでは、全体の84.6%のスタートアップと投資家の拠点は米国ということや、米国以外では中国、香港、日本、台湾とアジアを拠点にしていることが分かります。

「Investor Report on the VR Landscape 2017 2H (VR Fund) 日本語版」はこちら
「Breakdown of Crunchbase Top 50 Startups 日本語版」はこちら

VAQSOは希望者全員に今回のデータをGoogleスプレッドシートでまとめたものを無料配布するとのことです。詳細はトレンドレポートに記載されています。


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