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投資 2019.10.08

VRゲーム開発企業のUNIVRSが資金調達、累計額は1億円に

VRゲーム開発を行う株式会社UNIVRSは、資金調達額が1億円を超えたことを発表しました。この調達により、IPコンテンツを用いたVRゲームの開発、およびBtoB向け訓練シミュレーションVRの開発などを行います。

今回の資金調達では株式会社グッドスマイルパートナーズ、NHN JAPAN株式会社、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ所属の個人投資家5名、合同会社ほしのかけら、齋藤和紀氏、曽我健氏、その他個人投資家2名を引受先として約7,000万円を調達。融資額を含めた調達総額が1億円を突破したとのこと。

人気IPコンテンツのVR作品を開発

UNIVRSは、VR酔いを防止する移動技術(特許出願中)を開発しているVRゲーム開発企業です。2018年には同技術を採用したVRマンガアクションゲーム「BE THE HERO」をリリースしています。

2019年7月には、TRIGGER制作のアニメ「リトルウィッチアカデミア」のVRゲーム化作品のクラウドファンディングを実施。国内外のファンから支持を受け、目標金額を大幅に上回る1,800万円以上の支援金が集まりました。2020年に発売予定で、プロトタイプ版の体験会が開催されています。

BtoB向けサービスにも着手

また同社は、VR環境下で災害訓練や社内研修などができる訓練シミュレーションVRの開発に着手します。同社のVR酔いを防止する移動技術を用いることで、従来の訓練シミュレーションVRよりも現実に近い訓練の実現を目指します。「ゲーム開発のノウハウを応用し、楽しみながら課題をクリアできる要素も組み込む」ことを目指します。

新たなVRゲームの開発や更なる資金調達も予定

さらに同社は、「リトルウィッチアカデミア」のVRゲームに続く新たなVRゲームの制作、および訓練シミュレーションVRの開発チーム拡大を目的としたシリーズAの調達も予定。「引き続き、今までにないVR体験を生み出し、世界に向けてVRコンテンツを発信すべく事業を推進してまいります」とコメントしています。

(参考)株式会社UNIVRS プレスリリース


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