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活用事例 2018.02.08

Twitter社AR/VRチームのディレクターが2019年退社へ

Twitter社のAR/VRチームでディレクターを務めるAlessandro Sabatelli氏が、18ヶ月後に同社を退社するとTwitterにて発表しました。同社はAR/VR分野ではFacebookやSnapchatなど他のSNS企業に遅れを取っており、Twitterの今後の動向が注目されます。

AppleからVRスタートアップを経てTwitterへ

TwitterのAR/VRチームは2016年に新設され、Sabatelli氏は同チームのディレクターとしてTwitterに雇用されました。

Twitterに移籍するまではVRスタートアップ企業に勤め、音楽に焦点を当てたVR体験の開発に携わっていました。また、それ以前はAppleにてデザイナーとして活躍し、「言語ベースユーザーインターフェースとロケーションベース通知システム」の特許取得などに関わっています。

TwitterのAR/VRチームでは、同社のライブ配信アプリPeriscopeを360度動画へ対応させる、といった活動を行っていました。

AR/VRでの動きが目立たないTwitter

Sabatelli氏のツイートによると、彼は入社して3年半となる18ヶ月後にTwitterを退社するとしています。

TwitterのAR/VRチームは発足から2年弱が経ちますが、FacebookやSnapchatといった他のSNS企業と比べるとあまり目立った動きは見られません。

FacebookはOculusの買収に始まり、360度動画や写真の投稿機能、360度ライブストリーミング、AR開発ツールの提供など、同分野へ積極的な事業展開を見せています。Snapchatを運営するSnap社もAR開発ツールを公開しており、自撮りをリアルタイムで加工するフィルター機能など、ARをウリとしたSNSとして注目を集めました。

Facebookは先日、ARチームのディレクターとして以前Googleで働いていたメンバーを獲得しており、同分野へと一層力を入れていく様子が伺えます。人気SNSの一つであるTwitterが今後AR/VRへどのようなスタンスを取るのか、その動向が注目されます。

(参考)
Twitter’s director of AR/VR leaves the company / TechCrunch(英語)
https://techcrunch.com/2018/02/05/twitters-director-of-ar-vr-leaves-the-company/


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