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業界動向 2021.02.02

東京都、街をバーチャル化する「デジタルツイン」プロジェクト公開

東京都は、現実空間をデータ化する技術「デジタルツイン」の実現を目指す「東京都3Dビジュアライゼーション実証プロジェクト」を公開しました。このプロジェクトは複雑化する社会的課題の解決や都民の生活の質の向上、東京の稼ぐ力向上を目的としています。

デジタルツインは、現実空間をデータ化し、現実と同じ環境をバーチャル空間に再現する技術です。都市空間をコンピュータ上で分析し、予測モデルを構築することができるものとして期待されています。

令和2年度の「東京都3Dビジュアライゼーション実証プロジェクト」では、都市のデジタルツインの実現に向け、西新宿エリア、渋谷・六本木エリアの3D都市モデルを作成。それらを活用したシミュレーションを実施し、都市活動や防災などの効果を検証しました。都市活動の検証では、GPSによる位置情報を活用し、緊急事態宣言(2020年4月~)の前後で道路単位で流動人口の変化を可視化しています。詳細やその他の検証はこちらで紹介されています。

都市をバーチャル化する「デジタルツイン」活用事例

デジタルツインは現実の街並みをバーチャル空間にそのまま再現できるとして、国内外で活用が模索されています。国内では静岡県や国土交通省などが取り組んでいます。

(参考)東京都戦略政策情報推進本部


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