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投資 2020.11.25

テンセント子会社がバーチャルコンサート企業に出資、中国への「道」開くか

中国企業テンセントの子会社、テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ(TME)は、バーチャルコンサートを手掛ける米企業WaveXRへの出資を発表しました。TMEは今回の出資によって少額株主となります。出資額等の詳細情報は発表されていません。

WaveXRの運営する「Wave」では、アーティストを再現した3Dモデルによるコンサートなどが開催されています。直近ではアメリカの歌手、ジョン・レジェンドのライブパフォーマンスが実施されました。

https://www.youtube.com/watch?v=TLS2Vv1Gq7U

「中国進出へのカギ」か、調達も積極的

出資に合わせ、TMEはWaveXRとのパートナーシップを締結。米メディアTechcrunchによれば、TMEはWaveXRのコンテンツをTME所有のプラットフォーム(QQ音楽、Kugou Musicなど)で放送可能になるとのこと。さらに同メディアは「WaveXRは、中国に進出したい米国のアーティストたちに、大きなマーケットを開くことができる」と説明しています。

WaveXRは2020年6月に3,000万ドル(約32.1億円)を調達、Netflixから新たなマーケティング責任者(CMO)を迎えるなど、経営面でも積極的な動きが見られます。

(参考)TechCrunch


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