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ゲーム・アプリ 2018.07.02

VRイラストアプリ「Tilt Brush」新機能 初めてでも使いやすく

グーグルの開発したVRイラストレーションアプリ「Tilt Brush」がアップデートを発表しました。今回のアップデートでは「ビギナーモード」の導入で初心者でも使いやすくなったほか、表現力の向上、編集をスムーズに行うための新たな機能が盛り込まれています。

まずはビギナーモードに挑戦

「Tilt Brush」は、2016年4月にHTC Vive向けにリリースされたVRお絵かきアプリです。その後Oculus Riftに対応。データの共有サービスSketchfabへの保存、グーグルが提供するVRモデリングソフト「Blocks」の3Dモデルを読み込めるようになるなど、精力的なアップデートが行われてきました。

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今回のアップデートにより、「Tilt Brush」には「アドバンストモード」と「ビギナーモード」の2つのモードが用意されました。ユーザーはまずビギナーモードに慣れ、より多くのツールを使いたいと思ったらアドバンストモードに切り替えます。ビギナーモードでは主要なツールセットのみを提供し、選択肢を絞ることでユーザーが迷わないようにしています。アドバンストモードでは主要なツールセットに加え、全ての機能が利用可能となります。

表現を豊かにするブラシやグループ化機能など

またアプリをより快適に使える機能が追加されました。グーグルは、以下のような特徴を公式ブログで発表しています。

12の新しいブラシ

ブラシの追加で、新しい質感、太さの線が描けるようになりました。例えば「Hull Brush」では、コントローラーを動かすだけで簡単に3Dオブジェクトを描けます。

新しいBGM

音響効果がアップデートされ、創作環境を盛り上げます。

スケッチのグループ化

「ピン」のツールで、オブジェクトを好きな場所に固定できます。これにより、込み入った作品でも、周りの編集がスムーズに行えます。

ミラー機能のアップデート

左右対称の形を制作するミラー機能を簡単に再呼び出しできます。

オブジェクトの選択が容易に

編集の時間を短縮するために、オブジェクトの全選択や反転の操作が簡単になりました。

素早い編集機能

編集時に重要な、操作の反復が簡単になりました。編集を「元に戻す」「やり直す」の操作がしたい場合は、コントローラーのボタンを好きなシーンに戻る(進む)まで押し続けるだけです。

「Tilt Brush」はSteamOculus Storeにて20ドル(1,980~1,990円)で販売中です。公式ウェブサイトでは、アプリを利用して描かれた様々なアーティストの作品を見ることができます。

「Tilt Brush」の使い方や購入方法はこちらの記事で紹介しています。

(参考)Road to VR
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