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VRヘッドセット 2026.09.08

VRヘッドセット「Steam Frame」現時点で分かっている情報まとめ【2026年9月時点】

2026年9月時点で、価格と発売日が未発表のままになっている、Valveの一体型VRヘッドセット「Steam Frame」。同社は出荷時期を今夏と説明していましたが、9月7日現在も、具体的な価格と日程は明らかになっていません。本記事ではSteam Frameについて分かっている情報、そして今後の見通しについて、編集部の視点を交えながらご紹介します。

Valve Indexの後継となる一体型VRヘッドセット

Steam Frameは、PCに接続しなくても単独で動くVRヘッドセットです。OSにはValveの「SteamOS」を採用。大手ゲームプラットフォーム「Steam」ライブラリにあるVRゲーム/フラットスクリーンゲームを、そのまま遊べる点が特徴になります。

位置づけは、PC接続用のVRヘッドセットとして評価の高かった「Valve Index」の後継機です。

総重量は約440g。ストラップで頭部に固定し、バランスをとる設計となっています。プロセッサーは「Snapdragon 8 Gen 3」、RAMは16GBです。ディスプレイは片目あたり2160×2160のLCDパネルで、これにパンケーキレンズを組み合わせており、高画質でゲーム映像を楽しめるよう設計されています。

なお、Valve Indexで必要だったベースステーションの室内設置は不要です。視線を認識して見ている部分の映像を優先的に最適化する中心窩(フォービエイテッド)ストリーミングにも対応します。これにより画質と実効帯域幅が10倍以上に向上するとのことです。

デバイスには、コントローラとヘッドセットの追跡用の外向きモノクロカメラ(4個)、アイトラッキングと中心窩ストリーミング用の内蔵カメラ(2個)を内蔵。モノクロカメラであるため、現実とVRが融合するような体験が可能なMR対応のコンテンツには対応していない可能性が高い状況です(※Valveはカラー化モジュールをオプションで提供予定との噂もありますが、現状では詳細不明です)。また、上述のとおり、目線を追跡するアイトラッキングには対応していますが、コントローラーを使用しないハンドトラッキング機能には現状では未対応です。

遊び方は大きく2通りあります。ひとつが本体単体で動かす方法です。一時停止や再開、クラウドセーブといったSteamの機能も使えます。なお、「Steam Frame」に最適化されたゲームタイトル情報がすでに公式サイトに掲載されています(※VRゲーム/フラットスクリーンゲームどちらも掲載)。

もうひとつが付属の6GHz帯ワイヤレスアダプターでPCと無線接続する方法です。PC向けのゲームを安定して動かせるとのこと、Steam Machineからの配信も対象です。前機「Valve Index」では、有線接続が必須だったため、コードに邪魔されずに快適にVRでコンテンツを楽しめるのが大きなポイントです。

コントローラーには十字キーやABXYボタン、サムスティック、トリガー、バンパーを搭載しました。単3電池の充電式で、駆動時間は40時間となっています。

6月には追加の仕様も公開されました。フレームの形状によっては、メガネをかけたままでも使えるそうです。設計はモジュール式で、あとから機能を足せる構造になっています。

なお、平面のゲームを立体表示する機能は搭載されていません。Valveは将来の検討リストに入れているとしつつ、平面ゲームを自動で立体化する技術については検討していないと説明しています。

現時点で分かっている製品のスケジュール

2026年2月、Valveはメモリやストレージといった主要部材の不足を理由に、出荷日程と価格を再検討していると報告しました。ただし2026年上半期中に3製品すべてを出荷する目標には変更がないと明言しています。6月にも同様の説明があり、出荷時期は今夏とされました。なお、7月18日にはSteamVRの大型アップデートが公開。Steamリンクで数秒ごとに1フレームが落ちる不具合が修正されています。OpenXRやLinux版でも複数の修正が入りました。

7月末、米国での販売に必要なFCC認証の取得が確認されました。FCCは無線通信機能を備えた電子機器の電波利用や安全性を審査する米国の認証機関で、Wi-Fiや赤外線を使う製品は販売前に認証を取得しなければなりません。Steam Frameはモデル番号1015で試験を受け、資料の提出は2026年5月から始まっていました。同じ時期には、製品を大量に米国へ輸入している事実も判明しています。

価格は不明だが、安価なヘッドセットではない

価格は現時点で判明していませんが、参考になるのは先行発売されたゲーム用PC「Steam Machine」の価格です。同製品の価格は1,050ドル、2026年7月22日時点のレートで約17万円となっており、安価なデバイスとはなっていません。これは世界的なRAMとストレージの不足が影響しているといわれています。

Steam Frameも同じ部材不足のなかにあるため、価格は想定以上に高価になる可能性があります。少なくとも、現行のMeta Quest 3Sのような低価格帯(5~7万円)に収まると期待するのは、現実的とは言いにくいところです。

MetaやPICOも新作を発表予定。デバイス選びは悩ましい状況に

9月現在、Steam Frameを含め、どのVRヘッドセットを選ぶべきかは非常に悩ましい状況にあります。その背景には、今後発売を控えているヘッドセットが大きく2種あるためです。

ひとつはMeta社のヘッドセット(現時点で名称不明)。MetaのCTOアンドリュー・ボズワース氏は、複数の次世代ヘッドセットを開発中だと明言しており、9月23日開催の「Meta Connect 2026」で詳細を共有するとも述べています。海外メディアでは、Quest 3から性能を大きく高めたゲーム向けの1機種と、有線のコンピュートパックにつなぐ軽量なMRヘッドセットがでるのではないかと予想されています。前者は現行機のMeta Quest 3Sより、価格が高くなる可能性があります。

もうひとつはPICO社のデバイスです。8月19日に新型「PICO Space Pro」を発表しました。micro-OLEDのディスプレイは4000PPI、平均40PPDを実現しています。ただし、9月に予定されていた新製品発表会が延期となり、価格も不明なままとなっています。

これらもスケジュールや価格帯が現時点で不明なため、比較検討することが困難な状態にあります。編集部としては、全ての情報が出そろった段階で、どのデバイスを購入するかを検討するのをおすすめします。

「Steam Frame」概要表

製品名 Steam Frame
メーカー Valve
発表日 2025年11月13日
発売日 未発表(2026年6月時点で今夏出荷予定)
価格 未発表
OS SteamOS
プロセッサー Snapdragon 8 Gen 3
RAM 16GB
ディスプレイ 2160×2160のLCDパネル(片目あたり1枚)、パンケーキレンズ
トラッキング モノクロカメラ4つと赤外線センサー(ベースステーション不要)
付属品 6GHz帯ワイヤレスアダプター
販売サイト https://store.steampowered.com/sale/steamframe

参考










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