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投資 2021.08.26

ボリュメトリック映像技術のTetaViが約22億円調達、「多くの機会をひらく」

ボリュメトリック映像の撮影技術を開発するTetaViは、シリーズAラウンドで約2,000万ドル(約22億円)を調達しました。今回の資金により従業員を倍増させ、様々なブランドや企業とのパートナーシップ構築を推進する見通しです。

2016年に設立されたイスラエルの企業であるTetaViは、360度あらゆる角度から見ることができる「ボリュメトリック映像」の撮影技術を保有しています。従来、ボリュメトリック映像の撮影には多くのセンサーやカメラを備えた大規模スタジオが必要です。しかし、TetaViはわずか4〜8台のカメラで、グリーンバックなどの特別な背景を使わずに撮影可能です。

なお、日本では、2021年1月に開設された「docomo XR Studio」に「TetaVi Studio」が設置されています。

同社のCEOであるGilad Talmon氏は、「誰もがメタバースの中で創造し、自分の創造性とデジタルな自分を持ち込むことができます。この技術が来年中に、スマートフォンを含むあらゆるカメラと連携できるようになると期待しています」と述べています。

今回の資金調達はInsight Partnersがリードし、OurCrowd、Nimble Venturesなどが参加。TetaViはこれまでに3,500万ドル(約38億円)を調達しています。Insight PartnersのVPであるDaniel Aronovitz氏は「スマートフォンのカメラを使って人の3Dバージョンを作ることができるということは、私たちが向かっている没入型の世界において、多くの機会をひらくことになります」と語っています。

(参考)ForbesTetaVi企業概要


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