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業界動向 2021.02.01

Magic Leapの元CEOがスタートアップ創業、バーチャルヒューマン分野へ進出

Magic Leapの元CEOであるロニー・アボヴィッツ氏が、新たなスタートアップSun and Thunderを創業していたことが明らかになりました。アボヴィッツ氏は、今もMagic Leap社の取締役会に名を連ねていますが、Sun and Thunderは独立したベンチャーとなっています。

バーチャルアーティスト創造へ

Sun and Thunderは2020年後半に創業されており、”人工的な存在(synthetic beings)を作り上げること”を目標に掲げています。同社の初となるプロジェクトは Jako Vega(別名Yellow Dove)と呼ばれるキャラクターをフィーチャーしており、2021年中に短編の実験映像が公開される予定です。

同社のウェブサイトでは、Yellow Doveは「Sun and Thunderのメンバーであり、共同クリエイター、幾多の相互接続されたSun and Thunderのストーリーワールドを旅する存在。ミュージシャンにして、Sun and Thunder Recordsのファースト・アーティスト」と紹介されています。

「巨大なテック企業になろうとは思わない」

アボヴィッツ氏は米メディアVentureBeatの独占インタビューにて、今回の創業について「世界最大級のテック企業になろうとは思いません。例としては――最適ではありませんが――クラフトビールのような。あるいはスタジオジブリがするようなことを、やろうと思っているのです」とコメントしています。

なお、資金についてアボヴィッツ氏は「見込みのある投資家と話し合いを進めている」と説明。2021年1月現在、Sun and Thunderの資金はアボヴィッツ氏自身の個人資産から捻出されています。

(参考)Road to VR

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