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業界動向 2020.07.08

Magic Leapの新CEO、現マイクロソフト役員が就任

MRデバイス「Magic Leap 1」を手がけるMagic Leap社は、新たなCEOの就任を発表しました。8月1日付で、現マイクロソフト役員のPeggy Johnson氏がCEOとなります。

5月にCEO退陣をアナウンス

Magic Leapは5月、CEOであるロニー・アボヴィッツ(Rony Abovitz)氏の将来的な退陣を発表していました。同月には3億5,000万ドル(約380億円)の資金調達、大規模レイオフの中止等、大きなニュースが続いた後のアナウンスでした。

エンジニア、経営者共にキャリア

同社はJohnson氏について、”Magic Leapの成長を加速させ、市場にエンタープライズ向けソリューションの変革をもたらす”と説明。「CEOとして戦略的に、永続的なパートナー関係を構築していきたいと考えています。そしてMagic Leapのゲームチェンジングな技術で、様々な規模・業界の企業からの、デジタル技術への需要へ応えていきます」というJohnson氏の声明を紹介しています。

Peggy Johnson氏は半導体大手のQualcomm(クアルコム)で24年のキャリアを持ち、2014年にマイクロソフトに入社しました。2020年7月現在は、マイクロソフトのビジネス開発部門でエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントを務めています。「Business Insider」の“最も力のある女性エンジニア 2017”でトップに選ばれるなど、技術、経営共に実績のある人物と言えます。

(Peggy Johnson氏)

アボヴィッツ氏は今回の人事について、「Magic Leapの経営陣を代表して、投資家の皆様の継続的な支援、パートナーシップに感謝します。我々はPeggyがMagic Leapを率いて、当社のビジネスでの成功に向け進んでいくと、強く信じています」と述べました。

(参考)Road to VRMagic Leap
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