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統計・データ 2019.06.07

SteamのVRヘッドセット月間接続数が100万台突破、昨年同時期から80%増

Valveが運営するゲーム配信プラットフォームSteamが、2019年5月のハードウェア利用状況を発表しました。このデータを元にした分析によると、同月は月間VRヘッドセット接続数が100万台を突破したことが示唆されています。

2020年には210万台がSteamに接続か

米メディアRoad to VRは、“VR元年”こと2016年から分析・調査を継続しています。この調査はアメリカの調査ファームGreenlight Insightsと共同で行われており、Steamが公表したデータと過去のデータ(historical data)を併用したモデルが使用されています。

2019年5月は、月間VRヘッドセット接続数が初めて100万台を突破した月となりました。Road to VRは、この数値は2018年5月と比較して約80%の増加(1.8倍)になると説明。このままの上昇率で継続した場合、2020年5月にはSreamの月間VRヘッドセット接続数は、約210万台に達する可能性がある、としています。

(2016年からの月間VRヘッドセット接続数を示すグラフ。Road to VRによると、空白部分はValveのデータに誤りがあったとのこと)

(2019年5月以降の月間VRヘッドセット接続数の増加を予測したグラフ)

Rift利用者の割合が増加

2019年5月のハードウェア利用状況のデータによると、同月のSteam全利用者に対するVRヘッドセットの接続数の割合は、4月から0.07%増加して0.99%となりました。

VRヘッドセット別の月間接続数としては、Oculus Rift(以下Rift)の接続数が昨月(4月)から0.41%増加して46.03% になりました。データ集計時点では、RIftがSteamで最も多く使用されているVRヘッドセットとなっています。Valveによると、2019年5月のRiftの利用率には、新型モデルOculus Rift Sの使用割合は含まれていないとのこと。

一方HTC VIVE(VIVE Pro含む)の月間接続率は、4月から-0.38%低下して、42.21%となりました。Windows Mixed Reality系ヘッドセットも昨月から接続率が低下し、10.99%(昨月から-0.08%低下)となりました。

(参考)Road to VR
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