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活用事例 2017.09.29

Steamの開発者イベント開催せず 2018年も見込みなし

世界最大のPCゲームプラットフォームSteamを運営するValve社の開発者向けカンファレンスが、2017年は開催されないとの情報が明らかになりました。2018年もおそらく開催しないと言及されています。SteamにはHTC ViveなどのVRコンテンツが広く配信されており、VRに関する大々的な発表や展示などは見送られたことを意味します。

2017年、2018年は開催なしの見通し

Steam Dev Daysは2014年に初開催され、2016年にも再度開かれているプレス非公開の開発者向けカンファレンスです。

Twitterでのユーザーの質問に対し、Valveのマーケティング&ビジネス開発チームのメンバーであるTom Giardino氏は「2017年のSteam Dev Daysは明確にありません。また、2018年もおそらくないでしょう」と回答しています。

Steam Dev Daysは2015年を飛ばして2016年に開催されたことがあるため、カンファレンスが今後全く開催されないと決まったわけではありません。

2016年のカンファレンスでは、手にはめるタイプの新型コントローラーKnucklesや、位置トラッキング用のベースステーションの新型に関する発表がありました。

Knucklesは現在一部の開発者向けに提供されていますが、消費者向けのリリース時期などはまだ発表されていません。

2016年のSteam Dev Daysで告知された第2世代のトラッキング用ベースステーションは現在開発中とのことが明らかになっていいます。これまでのベースステーションは2台まで設置可能とされていましたが、第2世代のベースステーションでは3台以上を設置することが可能になるほか、高精度・広範囲のトラッキングが可能になり、また価格も安くなるとしています。この新型ベースステーションは、2017年11月頃には量産体制に入ると言われています。

Valveは、発表会に積極的でないことで知られています。VRデバイスを含め改良型ハードウェアの発表には控えめで、消費者にアピールするカンファレンスなどを活用しないことで知られています。Steam Dev Daysの非開催は開発者コミュニティに関心が無いことを示すものではなく、現時点では大規模な発表事項がないということを意味すると考えられます。

(参考)
Valve: No Steam Dev Days in 2017 “and not very likely for 2018” / Road to VR(英語)
https://www.roadtovr.com/valve-no-steam-dev-days-2017-not-likely-2018/

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