バーチャルコラボレーションプラットフォーム「Spatial」が、一体型ヘッドセットOculus Quest向けに正式にリリースされました。ダウンロード無料、フリープランでの使用も可能です。
コロナで在宅勤務需要増
「Spatial」は、異なるデバイス間(クロスデバイス)でコミュニケーションが取れるコラボレーションプラットフォームです。複数人のユーザーが、ビデオやアバターを通じて同じ空間でコミュニケーションを取れる仕組み。3Dオブジェクトの操作や、バーチャルペンで空間に文字を書くといった動作もできます。
2020年5月には、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が増加したことを背景に、これまで有償であったエンタープライズ向けサービスが一時的に100%無料となりました。当時も一体型ヘッドセットへの対応を打ち出していましたが、今回がOculus Quest向けの正式対応となります。
無料プランでも50人同時参加可能
リリースにあたり、次のような新しい機能が搭載されています。
・クラウドを通じたSlack、Google Driveといった外部アプリとの自動連携
・テキスト表示の明瞭化
・デジタルホワイトボード
・ルーム収容人数の増加(動画フィードで20数人+VRで30人)
・ハンドトラッキングへの対応
Oculus Storeでのコンテンツダウンロードは無料です。プランは無料から用意され、月額20ドルのProプランではストレージ容量がから無制限になります(無料プランは5GBまで)。クロスデバイス対応のため、PCやスマートフォンはもちろん、MRデバイスのHoloLens、Magic Leap 1等のユーザーともバーチャル空間を共有できます。
テレワーク支援ツール続々
リモートワークを支援するツールはこちらでも紹介しています。
(参考)VRFocus
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