5月28日、メタバースプラットフォーム「Spatial」にて、クリエイター向けのFreeプランおよびProプランが、2026年7月27日をもって終了します。同日以降、3Dワールドのホスティングサービスも停止されます。エンタープライズ向けプランは引き続き運営されます。
Spatialは、WebブラウザやVR、モバイルを通じて3Dインタラクティブ体験を構築・共有できるプラットフォームです。エンタープライズ・教育・クリエイターの3種のプランを提供しています。
終了の理由として、CEOのジンハ・リー氏は3Dワールドのホスティングおよびスケーリングコストが大幅に増加し、持続可能な運営モデルを見出せなかったと説明しています。料金体系の見直しやパートナーシップ構造の検討も行いましたが、いずれもクリエイターへの過大なコスト負担につながるとして断念したとしています。
ユーザーへの対応として、7月27日までプラットフォームへのフルアクセスが維持されます。アップロード済みアセットのダウンロードリンクはすでにメールで送付済みで、同日までのダウンロードが案内されています。期日を過ぎたファイルはサーバーから完全削除されます。Webサブスクリプションは7月27日に終了し、14日以内に返金が行われます。iOS・Android・Meta Quest Storeを通じたサブスクリプションは、各ストアから手動でのキャンセルが必要です。
今後についてジンハ・リー氏は、自社ゲームスタジオ「Wooster Games」でのオリジナルゲーム開発に注力すると述べています。
なお、同スタジオは第1作「Animal Company」をリリースしています。Animal Companyは、Meta Quest向けに提供されている無料のマルチプレイヤーVRゲームで、プレイヤーは腕の動きで移動しながら不気味な空間を探索し、謎のクリーチャーから逃げる内容となっています。2024年7月に早期アクセス版がリリースされて以来、人気が急速に拡大。月間アクティブプレイヤー数は100万人に達し、Meta Questプラットフォームの総売上で歴代5位を記録しています。そのため、今回のSpatialのプラン終了は、好調なVRゲームに集中するための判断と考えられます。
参考
https://www.spatial.io/blog/spatial-creator-platform-sunsetting
