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テック 2020.12.21

VR/AR両対応、バーチャルオフィス「Spatial」スマホにも対応 利用の幅広げる

VRコワーキングプラットフォームの「Spatial」は、モバイル向けARのサポートを開始しました。このアップデートによって、iOSとAndroid端末から、ARを活用する形でバーチャルミーティングに参加可能になります。

「Spatial」は、異なるデバイス間でコミュニケーションが取れるコラボレーションプラットフォームです。複数人のユーザーが、ビデオやアバターを通じて同じ空間でコミュニケーション可能。3Dオブジェクトの操作や、バーチャルペンで空間に文字を書くといった動作もできます。対応ヘッドセットは、HoloLensやMagic Leap 1、Oculus Quest(オキュラス クエスト)など。タブレットやPC、スマートフォンでも使用できます。

紹介映像からは、スマートフォンやタブレットを空間にかざすことで、バーチャルミーティング内に“入室”し、参加者と交流する様子などが確認できます。米メディアVRScoutによれば、カメラの自動スイッチング機能も存在し、スマートフォンの小さいディスプレイでも誰が会話しているか、容易に確認できるとのこと。

関係者のコメント

Spatial社のCEOで共同創業者のAnand Agarawala氏は、モバイル向けAR対応について、リリース上で以下のようにコメントしています。

これ(モバイルAR対応)は、空間コンピューティングにとっての大きな前進であり、また我々の、今日の市場でのAR/VRコラボレーションツールを牽引する地位を固めるものでもあります。

これまではヘッドセットを持つ人だけが、「Spatial」の真髄を体験できましたが、我々は全員がこれを利用できるようにしたいと考えていました。これからは、スマートフォンを構えるだけで、バーチャルミーティングのアクティブパートの一員となり、リビングに同僚や友人のアバターが現れるのを見ることができます。

(参考)VRScout

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