AppleがAIアバター企業Animatoの知的財産権・特許申請・一部人材の取得権を得ていたことが明らかになりました。欧州委員会のデジタル市場法(DMA)に基づく届出書類を、メディアのApple Insiderが確認したものです。
届出によると、Appleは同社の一部従業員を採用する権利、知的財産権の非独占的ライセンス、そして特許申請の取得権を得ています。Animatoの完全買収ではなく、いわゆる「アクイハイア(人材獲得型買収)」に近い形とされています。
AnimatoはAIを活用したビデオ通話アプリCall Annieを手がけたスタートアップです。3Dアバターを組み合わせた語学学習や個別指導サービスを提供していましたが、現在はサービスを終了しています。創業者のフランチェスコ・ロッシ氏は、2015年から2022年までAppleのコンピュータービジョン研究開発部門に在籍しており、機械学習分野の研究にも携わっていた人物です。
Appleはこれ以前にも、3Dアバター企業TrueMeetingの技術とスタッフを取得しています。
こういった動きは、空間コンピュータApple Vision Proに搭載されているアバター表示機能「Persona」に関連するものでは無いかと考えられます。「Persona」は、端末内のカメラやセンサーを用いて顔の動きをリアルタイムにトラッキングし、リアルな3Dアバターをビデオ通話などに活用できるものです。
今回のAnimatoの技術取得も、Persona機能のさらなる向上に活用される可能性があります。Appleは現在スマートグラスの開発を進めているとされており、将来のARグラスへの応用も視野に入れているとみられています。
参考
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