日本のスタートアップである株式会社Spacial(スパシアル)は、目の前に人が現れたようなMR体験を提供する「MR-LIVE」技術で特許を取得したことを発表しました。
まるで本物の人や物体が現れたような体験を提供
Spacialが特許を取得した「MR-LIVE」は、ヘッドセットを被った体験者の前に、まるで本物の人や物体が現れたような体験を提供する技術です。3Dカメラで撮影された映像を、シースルー機能を持つヘッドセット側で、リアルタイムで補正し再生することにより実現したとしています。
「MR-LIVE」は、ボリューメトリック(※)キャプチャーや3Dスキャンしたアバターとは違い、実写に近いクオリティで表現することが可能とのこと。3Dデータではなく動画データの為、ライブ配信にも対応としています。
(※ボリューメトリック / Volumetric……360度あらゆる角度から見られる映像をつくる技術、またはその技術を用いて作られた映像。通常の映像は単一のカメラ視点でしか視聴できないが、ボリューメトリック映像は多数の方向から撮影・補間することで、自由な方向から見られる映像となる)
Varjoのパートナープログラム、デバイスの割引も
また、超高解像度VR/ARヘッドセットを開発するVarjo Technologiesの「Software Partner Program」に参画したことを発表しています。
Varjoの「Software Partner Program」に加入することで、SpacialはVarjoデバイスを特別価格で購入できるほか、ソフトウェアの早期アクセスや特別なサポート、共同マーケティングの機会が与えられるとしています。「Software Partner Program」には、株式会社Synamon、イマクリエイト株式会社などが参画しています。
(参考)プレスリリース