『スパイダーマン』などを手がけるソニー・ピクチャーズエンターテインメントと、Madison Wells MediaのVRスタジオであるReality Oneは、新たなVRコンテンツを制作するためにパートナーシップを結びました。
ソニーとReality Oneがチームアップ
ソニー・ピクチャーズエンターテインメントは、ハリウッドでも数多くのヒット作を生み出してきた映画会社です。
同社は、Madison WellsのVRスタジオ「Reality One」と、ソニー・ピクチャーズ主体でのVRコンテンツ制作、及び映画業界での地位をさらに強固にするため、パートナーシップを結びました。
ソニーは6月、VR技術のシニアVPとして、Jake Zim氏を任命しています。
Zim氏はVRアトラクション施設「The Void」と協力してゴーストバスターズのVRコンテンツを制作するなど、既存ブランドのVR進出に協力してきました。
一方Reality Oneは、『アイアンマン』などを手掛けた映画監督Jon Favreau氏と、インタラクティブなファンタジーコンテンツ『Goblins & Gnomes』などを制作してきたスタジオです。
ソニー・ピクチャーズのIPをVRへ進出
Zim氏は、VRはエンターテインメントの次のステップであるとして、次のように述べています。
「ソニー・ピクチャーズは、私たちのスタジオのコンテンツから新たなファンと利益を生み出す取り組みを展開し、クリエイティブな意志を持った他社やチームと協力しつつ、VRという新しいメディアにおいて高品質でインタラクティブな物語を実現するため模索していきます」
『アングリーバード』、『ジェームズ・ボンド』、『グースバンプス』、『チャッピー』と、ソニー・ピクチャーズはVRコンテンツのアイデアとなりそうな多くのヒット作品を抱えています。
Reality Oneの共同創業者であるGigi Pritzker氏は、「ソニーのIP、及び物語づくりと熱意は、新たな技術に挑戦するためのアドバンテージとなる」と述べています。
自分自身がスパイダーマンになって、ニューヨークの街を跳び回れる日も近いかもしれません。
(参考)
Sony and Reality One Team Up For New Virtual Reality Content(英語)
http://uploadvr.com/sony-reality-one-team-new-virtual-reality-content/
※Mogura VRは米UploadVRとパートナーシップを結んでいます。