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業界動向 2020.02.21

VRアトラクションをプラットフォーム化 香港の注目スタートアップが挑戦

VR体験施設の運営を行う香港のスタートアップSandbox VRは、サードパーティのデベロッパー向けにソフトウェア開発キット(SDK)をリリースします。自社のプラットフォーム向け開発を広く可能にする、初の試みです。

ハリウッドセレブも出資の施設型VR

Sandbox VRは、マルチプレイのロケーションベースVRを提供しています。2020年2月現在、米国内で6箇所の他、香港、ジャカルタ、マカオ、シンガポールで体験施設を運営中です。
2019年10月のシリーズAラウンドの資金調達では、ハリウッドスターのオーランド・ブルームら著名人も多数出資し注目を集めました。

2020年後半から予定

今回リリースするSDKにより、ノウハウのある開発者であれば同社のロケーションベースVR向けにコンテンツ開発が可能になるということ。運営中のアトラクションではときに、触覚フィードバックの銃や多数のカメラによるモーションキャプチャー等、開発者には扱いづらい技術も利用しています。しかしSandbox VRは、Oculus RiftやHTC VIVEといった一般的なヘッドセットだけを用いても、開発できるとしています。

さらに、新たなネットワークのフレームワークにより、コンテンツ開発のために、複数人で体験数rマルチユーザーのテスト環境生成も可能になります。

https://player.vimeo.com/video/379927803

SDKの利用を希望する開発者は、こちらのウェブサイトからリクエストが可能です。最も早期のアクセスは2020年後半を予定しています。

(参考)Road to VR
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