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テック 2021.03.10

リコーが裸眼立体視のできる円筒スクリーン装置開発、2022年に実用化目指す

株式会社リコーは、3Dモデル全方位に投影可能な円筒スクリーンを開発しました。3Dモデルの映像を投影することで、特殊なデバイスを装着することなく、360度どこからでも裸眼で立体映像を見ることができるとのこと。

リコーはデジタルサイネージ用途で本投影装置の実証実験やテスト稼働を2021年3月から開始し、2022年中の実用化を目指します。

本投影装置は、装置の真下から上に向けて光を投射し、独自開発の回転スクリーンに当たった光の残像で立体映像を表示させるものです。現時点では、人の頭サイズの3D立体映像(約3.7億ボクセル)のカラー表示が可能とのこと。

立体映像デバイスはソニーなども展開

3Dモデルを立体映像として表示させるデバイスの開発は、国内外を問わず行われています。ソニーは2019年7月に「円筒型透明スクリーンディスプレイ」を開発、その約1年後に空間再現ディスプレイ「ELF-SR1」を発売しました。また、Looking Glass Factory社は、3D裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass」シリーズを展開しています。

(参考)株式会社リコー プレスリリース


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