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活用事例 2021.08.19

国交省のProject PLATEAUのデータを手軽に活用 ツールへの統合進む

株式会社インフォマティクスは、自社開発するGISエンジン「GeoCloud(ジオクラウド)」「GeoConic(ジオコニック)」向けに、国土交通省の「Project PLATEAU(プラトー)」の3D都市モデルデータを変換する機能を開発しました。まちづくりや防災分野など幅広く需要があるPLATEAU 3D都市モデルデータを、手軽に活用できるようになることが期待されます。


(GeoCloudで3D都市モデル LOD2を表示)

Project PLATEAUは、2020年より国土交通省が進める「都市情報を持った3Dモデル」を構築するプロジェクト。今月には、全国56都市の3D都市モデルのオープンデータ化が完了しました。

インフォマティクスの開発するGeoCloudは、一般的なWebブラウザ上で動作するGISエンジン。GeoConicは、デスクトップアプリケーションおよびサーバー/クライアント形式のアプリケーションを作成するためのGISエンジンです。

今回の変換機能により、各GISエンジンでPLATEAU 3D都市モデルを表示したり、PLATEAU 3D都市モデルを表示するブラウザベースのアプリケーションを簡単に構築できるようになります。

PLATEAUを利用したプロジェクトや作品も

Project PLATEAUは、公開後に官民学の様々なプレイヤーが活用に取り組んでいます。活用の利用例として、都市レベルでの様々なシミュレーションのほか、XR領域でも事例が登場しています。AR/VRを用いてバーチャルとリアルの融合した体験を実装する 「Project GIBSON」や「進撃の巨人」のARアートやクリエイターによるコンテンツ制作などが挙げられます。

また、デジタルツインのデータを効率的に活用するためのツールや今回のインフォマティクスのように、建築等で使われている既存ツールへの統合も進みつつあります。

(参考)ニュースリリース


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