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テック 2020.12.10

グーグルの3D素材共有サイト「Poly」、オープンソース化を求める署名活動が開始

2021年6月末での閉鎖が発表された、VR/AR向けの3D素材共有サイトPoly。オンライン署名サイトChange.orgで、この「Poly」のオープンソース化を求める署名活動が行われています。

「Poly」には3Dモデル作成ツールで作られたOBJデータ、MTLデータをアップロードできます。「Tilt Brush」などのVRクリエイティブツールで作成した3Dモデルのアップロードもできるなど、とりわけVR/AR関連のクリエイターに人気がありました。しかし運営元であるグーグルは、2021年6月に閉鎖する旨を発表。クリエイターに衝撃を与えました。

今回の署名活動の発起人、Michael Nisbetさんは、「『Poly』の閉鎖は、コンテンツ共有などの場を無くし、デジタルクリエイターにとってパイプラインの重要な部分を失うことになる」と主張。グーグルに対し、コミュニティが同等のサービスを構築するために、「Poly」の可能な限りでのオープンソース化を求めています。同氏によれば「Tilt Brush」など各種アプリの対応や円滑な移行のため、サービス終了前に実施されるのが望ましいとのこと。

2020年12月10日現在、集まった署名数は843名。この署名活動がグーグルを動かすことができるのか。今後の展開を見守りたいところです。

(参考)Change.org

(※Change.orgは、ブラウザを更新すると表示上の署名者数が一気に変動するケースが確認されています。Mogura編集部が確認した限りでは、12月10日11時時点では、「843名」が最も安定して得られた結果となりました)


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