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活用事例 2021.04.23

ファイザーが新工場でVRトレーニング導入、稼働前にスキル習得

大手製薬会社のファイザーは、米国ミシガン州の新工場でVRトレーニングの導入を行いました。実際の装置の3Dモデルを用い、工場稼働前にスキル習得を目指します。

稼働前の工場をVR化、事前訓練

米国ミシガン州の同工場では無菌注射剤の生産を行います。人の介入を減らし、コンタミネーション(汚染)を避ける目的で、ロボティクスといった他の技術と併せてVRが導入されました。

工場内の主要な設備は、全て3Dソフトウェアを用いて設計されています。VRトレーニングではこの設計データが使用されており、ワーカーはバーチャルな工場内で、標準的な作業工程や各機器に関する知識を学べます。実際に手を動かし、現実と同様の作業を練習できる内容となっています。

また指導者がVR内の訓練の様子を確認し、フィードバックを行う仕組みもあると言います。工場の稼働に先立ち、VRトレーニングでスキルに精通させる計画です。

国内外で導入広がる

VRトレーニングについては下記の記事など、多数の事例を紹介しています。

(参考)FiercePharma


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