3月15日、株式会社palanとリアライズ・モバイル・コミュニケーションズ株式会社は、ボリュメトリックビデオ技術に関する業務提携契約を締結しました。palanが提供するWebAR作成サービス「palanAR」で、WebARを使ったボリュメトリックビデオの生配信が可能になります。
WebAR×ボリュメトリックビデオ
palanは、ノーコードでWebARコンテンツを制作できるサービス「palanAR(パラナル)」の開発・提供を行っています。Webブラウザ上で体験可能なARコンテンツである「WebAR」に対応しており、アプリインストール無しでユーザーにAR体験を提供できる特徴を持ちます。
一方のリアライズ・モバイル・コミュニケーションズ株式会社はソフトバンク株式会社のグループ企業。ボリュメトリックビデオの撮影が可能な「xRスタジオ」を2020年より運営しています。
ボリュメトリックビデオでの生配信が可能に
ボリュメトリックビデオは、いわゆる「3D映像」の撮影・生成技術を指します。人物や物体の位置や動きを含め、空間全体をキャプチャし、3Dデータを生成します。多数のカメラを使って複数の方向から撮影するため、自由なアングルでの映像表現が可能です(一例)。
リアライズ・モバイルは、ボリュメトリックビデオを使った生配信技術も有しています。本提携により、「palanAR」でのボリュメトリックビデオのアーカイブ撮影と生配信が3月15日より可能になりました。
(出典:プレスリリース、「palanAR」での3D映像生配信の視聴の様子)
WebAR分野で勢いを増すpalan
palanは2022年より、世界有数のWebARプラットフォーム「8th Wall」を使用しています。プラットフォーム名と同名の開発企業である8th Wallは、2022年にポケモンGOの開発などで知られる米Niantic社に買収されています。
またpalanは、2023年2月にはKDDI株式会社ともボリュメトリックビデオのWebAR配信技術で提携しており、サービスの拡大を着々と進めています。
(参考)プレスリリース