Home » Oculus Storeのクリスマス商戦は好調、1日約5億円


業界動向 2020.01.30

Oculus Storeのクリスマス商戦は好調、1日約5億円

2019年のクリスマス当日、フェイスブック(Oculus)の公式VRコンテンツストアOculus Storeが、約500万ドル(約5億4,000万円)の売上を記録していたことが明らかとなりました。

投資家との会議中に発表

この売り上げ数値は、フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグ氏が第4四半期の収支報告で発言したもの。機種別のストア売上は発表されていませんが、2019年5月に発売されたOculus Quest(オキュラス クエスト)の発売2週間のストア売上が同額の500万ドルだったことを鑑みれば、非常に好調な売り上げを記録したと言えるでしょう。

Questの好調が非広告収入を牽引

第4四半期収支報告では、フェイスブックのCFOデイビット・ヴェーナー氏からの報告も行われました。同氏によれば、同社のVR部門での売り上げを含む非広告収入は年々増加しており、Questがセールスを牽引しているとのこと。

2020年1月現在、Quest本体の正確な販売台数は公表されていませんが、フェイスブックは同VRヘッドセットのリリース以降、販売状況が順調に推移していることを報告しています。好調の報告は外部からも行われており、リサーチ会社Superdataは、Questの発売が、2019年の一体型VRヘッドセットの販売台数(とコンテンツ売り上げ)の増加に大きく影響したと発表しました。

フェイスブックはQuest関連の取り組みを精力的に行っており、2019年12月には、PCと接続することでOculus Rift向けコンテンツが楽しめる「Oculus Link」や、ハンドトラッキング機能(テスト段階)を実装しました。現状の売り上げを見る限り、同VRヘッドセットを重視する姿勢はこれからも続いていくと思われます。

Questを含むOculus系VRヘッドセットが2020年にどのような発展を遂げていくのか、注視していきたいところです。

(参考)UploadVR


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード