Oculusが2018年5月1日に発売した新型VRヘッドセットOculus Goが話題を集めています。Oculus Goは、PCやスマートフォンを使わない一体型VRヘッドセットです。
Oculusはすでにその次世代モデルの開発を進めています。フェイスブックAR/VR部門のAndrew “Boz” Bosworth氏は、自身のツイッターで、一体型VRヘッドセット「Santa Cruz」を用いて“MR(複合現実)”のサッカーゲームを行う様子を公開しました。これまでにもSatna Zruzを使ったVRコンテンツのデモ体験は行われていましたが、MRについて公開されるのは初めてです。
Santa Cruzは、Oculusが手掛ける、PCやスマートフォンを使用せず、ケーブルも必要としない「一体型VRヘッドセット」です。2016年のOculus Connect 3での発表以降、プロトタイプの状態が続いており、名称も開発中の機種につけられるコードネームで呼ばれています。
本デバイスの詳細、体験レポートはこちらから。
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今回公開されたのは1枚の画像にとどまりますが、Santa Cruzが“MR”体験を実現できることを示唆しています。Bosworth氏は「これは(ごくごく初期の)プロトタイプだが、全ての始まりだ」とツイートしています。
I'm out on paternity leave for the next month and sticking to Facebook for that time. If you miss me while I’m gone, you can always look at this picture of me and @jlax playing soccer in mixed reality. It’s just a (very, very early) prototype but that’s how everything starts… pic.twitter.com/JcCoGdHFba
— Boz (@boztank) 2018年5月3日
ツイッターの情報からは、どのような方法で“MR”体験を実現しているかは不明ですが、Santa Cruzには4つのカメラセンサーが設置されており、このセンサーで位置の推定を行えます。予想の1つとして、このセンサーを使って3D映像を構築していることが考えられます。これは難題に思えますが、不可能ではありません。そのほか、サッカーボールだけがトラッキングされているケースも想定されます。
今月行われたフェイスブックのF8では、Oculusが描くSanta Cruz後の道筋が示されました。さらなる情報については、今秋のOculus Connectでの発表が期待されます。
(参考)Road to VR
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