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テック 2018.05.08

Oculusの次の一体型VRヘッドセットは現実の物体を認識?関係者明かす

Oculusが2018年5月1日に発売した新型VRヘッドセットOculus Goが話題を集めています。Oculus Goは、PCやスマートフォンを使わない一体型VRヘッドセットです。

Oculusはすでにその次世代モデルの開発を進めています。フェイスブックAR/VR部門のAndrew “Boz” Bosworth氏は、自身のツイッターで、一体型VRヘッドセット「Santa Cruz」を用いて“MR(複合現実)”のサッカーゲームを行う様子を公開しました。これまでにもSatna Zruzを使ったVRコンテンツのデモ体験は行われていましたが、MRについて公開されるのは初めてです。

Santa Cruzは、Oculusが手掛ける、PCやスマートフォンを使用せず、ケーブルも必要としない「一体型VRヘッドセット」です。2016年のOculus Connect 3での発表以降、プロトタイプの状態が続いており、名称も開発中の機種につけられるコードネームで呼ばれています。

本デバイスの詳細、体験レポートはこちらから。

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今回公開されたのは1枚の画像にとどまりますが、Santa Cruzが“MR”体験を実現できることを示唆しています。Bosworth氏は「これは(ごくごく初期の)プロトタイプだが、全ての始まりだ」とツイートしています。

ツイッターの情報からは、どのような方法で“MR”体験を実現しているかは不明ですが、Santa Cruzには4つのカメラセンサーが設置されており、このセンサーで位置の推定を行えます。予想の1つとして、このセンサーを使って3D映像を構築していることが考えられます。これは難題に思えますが、不可能ではありません。そのほか、サッカーボールだけがトラッキングされているケースも想定されます。

今月行われたフェイスブックのF8では、Oculusが描くSanta Cruz後の道筋が示されました。さらなる情報については、今秋のOculus Connectでの発表が期待されます。

(参考)Road to VR
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