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活用事例 2022.09.07

妖怪たちに出会える。水木しげる記念館で「HoloLens 2」を使った「MRガイド」が開催、9月23日から25日まで

カディンチェ株式会社は、マイクロソフトの「HoloLens 2」を使ったMRガイド「妖怪めがねの異界案内」の実証実験を、水木しげる記念館(鳥取県境港市)にて行います。開催期間は9月23日(金)〜25日(日)。来場者は無料でヘッドセット「妖怪めがね」を装着、体験型の館内ガイドを楽しめます。


(「妖怪めがね」を通して見たイメージ図。漫画のコマを模した表現をホログラフィックで表示している。画像: カディンチェ、開発中のもの)

複合現実で新たな展示方法を開拓

「妖怪めがねの異界案内」の実証実験は、MRヘッドセット「HoloLens 2」を使用した美術館・展示施設ガイドの有用性や、投資対効果の検証を目的としています。

本実験にはマイクロソフトの「HoloLens 2」が使用されます。HoloLens 2は、Windowsを搭載した一体型のMR(Mixed Reality)デバイス。HoloLens 2内のビジュアル・ポジショニング・システム(VPS、Visual Positioning System)としては「Immersal SDK」を使用しており、ユーザーの館内位置や展示物を高精度に認識。展示情報の表示を正確に行います。

館内ではHoloLens 2を「妖怪めがね」として来場者に無料で貸し出し、「展示に近づくと自動再生される音声ガイド」「妖怪洞窟での妖怪に関する空間情報表示」「妖怪広場での空間コンテンツの記念撮影」といった体験を提供するとのことです。


(「妖怪めがね」を通して見ると、椅子の前やパネルの前に妖怪が出現する。画像: カディンチェ)

過去には国立科学博物館でも、MRヘッドセットを用いた屋内展示ガイドツアーが行われました。国内外問わずこうした実証実験の例は多数存在し、今後も美術館や博物館とMRを組み合わせた試みは増えていくと考えられます。

イベント概要

実証実験名

MRヘッドセットを用いた「妖怪めがねの異界案内」

期間

9月23日(金)〜25日(日)9:30~17:00(受付は閉館30分前まで)
※MRヘッドセットの台数に限りがあるため(20台)、希望者が多い場合には各日先着順にて整理券を配布予定。

場所

〒684-0025 鳥取県境港市本町5 水木しげる記念館

主催

水木しげる記念館

開発

カディンチェ株式会社

クリエイティブディレクション

sabakichi(Domain)

技術協力

日本マイクロソフト株式会社、Immersal

協力

水木プロダクション

(参考)カディンチェ株式会社水木しげる記念館プレスリリース


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