マイクロソフトはハードウェアの発表イベントにて、大手PCメーカー各社からVRヘッドセットを発売することを発表しました。
この枠組みに参加するのは、HP、Lenovo、Dell、ASUS、Acerの5社。Windows 10のクリエイター向けの一貫として発表されました。価格は299ドル(約3万円)から。
発表からは、このデバイスはPCに接続して駆動すること。6軸自由度センサーによるヘッドトラッキングとインサイドアウト方式のポジショントラッキングができます。
マイクロソフトは、Windows10がOculus Riftを公式サポートし、全てのOculus RiftにはXbox Oneコントローラーが付属するなど、Oculusとの関係性を深めてきました。今回の発表でマイクロソフトのテリー・マイヤーソン氏は「市場に出回っている他のあらゆるVRヘッドセットと違い、特殊な部屋や複雑なセットアップを必要としません。他の500ドル以上しながら、没入感の低いVRヘッドセットと比べ、新たなハイエンドなデバイスが求められています」と述べています。
また、2016年6月のE3では、Xboxの新型であるProject Scorpioを発表し、家庭用ゲーム機で高品質なVR体験をするとしています。今回発表されたデバイスとProject Scorpioとの関係については不明です。
Facebook(Oculus)、HTCとValveに加え、マイクロソフトが参入することでハイエンドなVRヘッドセット市場が活性化することは間違いないと考えられます。
(参考)
http://uploadvr.com/microsoft-fires-shots-rift-vive-calls-less-immersive-partner-headsets/
http://uploadvr.com/microsoft-reveals-300-vr-headsets-3d-windows-push/
http://www.roadtovr.com/microsoft-reveals-vr-headsets-coming-from-top-manufacturers-starting-at-299/
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