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業界動向 2021.03.12

マイクロソフト、LGグループ企業と3Dセンシング部品開発で提携

マイクロソフトのクラウドコンピューティングサービス「Microsoft Azure」向けに、韓国LGグループのLG Innotek(LGイノテック)が3Dセンシング部品開発を行うことが明らかになりました。量産開始は2021年後半を予定しています。

Azure Kinect DKへ応用か

2社間の覚書によれば、LG InnotekはAzureプラットフォーム用にToF(Time of Flight)センサーモジュールを開発します。深度センサーの一種であるToFセンサーモジュールは、3Dセンシングカメラの重要な部品。生体認証やVR/AR機能の強化にも繋がると期待されています。既にマイクロソフトはToFセンサーやIMU、RGBカメラ等を搭載した3Dセンサーデバイス「Azure Kinect DK」を提供しており、LG Innotekの技術がここに応用される可能性が考えられます。

医療や製造現場で活用見込む

LG Innotekは3Dカメラの具体的な用途として、患者の身体を正確に計測してロボットが手術を補助する、製造現場をクラウドに接続したカメラでモニタリングし事故を未然に防ぐといったものを挙げました。両社は「今後、Azureのエコシステムが顧客にもたらす価値を、様々な産業界において高めていきたい」とコメントしています。

Azure Kinect DKの詳細についてはこちらの記事から。

(参考)Aju Business Daily、LG Innotek


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